よかばい京都日記

京都の大学を卒業した社会人の日々の記録。gooブログから引っ越ししました。

『クロスドミナンス』を読んで

左利きが優遇される近未来の日本が舞台。
そんな「歪な」世界で、ただでさえ悶々とする青春時代を過ごす若者たちの話。
なぜか、こんな設定に引かれて、本屋で手にとってしまった。
いわゆる衝動買いというやつで、外れても(おもしろくなくても)しゃーないと思っていた。
読み終わった感想は、買って良かったな、だ。
左利きという条件こそ珍しいものだが、こうした差別のある「歪な」世界は漫画とかアニメでは珍しくない。
それだけに、読みながら期待を裏切られる展開もなく、きれいにまとまっていたと思う。
ちなみに、この漫画はオムニバス形式だ。
少しずつ関連する登場人物や舞台が、ありがちなテーマにちょっとしたスパイスになっていて飽きることなく読めた。
期待値が低かったことを差し引いても、良作だと思う。
ただ、続編はいらないかなとも思った。
左利き優遇世界で、これ以上のお話は作れない気がする。
それこそ、超能力のバトル漫画にでもならない限り。
…などと言いながら、やっぱり続編が出たら買うと思う。
これ以上のネタがなさそうな作品で、読者の期待を裏切るようなすごい話が読めるんじゃないかと期待して。

そういえば、この漫画が連載していた雑誌「スピカ」は、この前取り上げたいくえみさんの作品も連載している。
ほとんどノーマークだったが、僕の好きな感じの作品が多いのではないかと思った。
本格少女漫画誌と名打たれているだけに、僕が書店で手に取ることは難しそうだが、単行本では気にしておこうと思う。笑